【神回】若はげが強風の日に外出するとこうなる

スペック 23歳 若はげ 前髪なし
今日は午前中にバイトがある!

日ごろは、サイド頭頂部の髪の毛
強引にもってきて
擬似的な前髪を構築するスタイル。
いわゆる、ハゲ隠し

毎朝、起きて鏡を見るたびに、
己の頭の無残さに心底怒る。
若はげ薄毛の場合、
前髪の毛量が少なく、皮脂は多いため、
寝グセは1度シャンプーをして
完全にリセットしないと、
ハゲ隠しのセットができない。

頭のセットに入る前に、
若はげ固有の儀式とも言える、
育毛剤の塗布が始まる。
この時、塗り残しが無いよう、
全身全霊、不惜身命の心がまえで
育毛剤を塗布する。

1ミリでも塗り残しがあると、
「そこだけ毛が生えないんじゃないか?」
という強迫観念により、
育毛剤の塗布量は、自然と
基準値の3倍を超える。
そして、丁寧に後ろの毛を
前髪へもってくる。

作業に集中するあまり、
呼吸音だけがこだまする。
コーホ- コーホー。
まさに真剣勝負 !!

ここまでの工程で、およそ1時間かかる。
しかし、これは前半戦である。
後半戦では、束になっている前髪を
クシの細い目で、均等に散らす
この作業は、完成度を左右する事から、
1ミリ単位の
精密動作が要求される。
応用版として、ただ散らすだけでなく、
若干、絡まるように小細工すると、
前髪の耐久時間が増す。
後半戦(散らす作業)も
1時間程度の作業となり、
トータル2時間は立ちっ放しである。
精神は疲弊し、体力をも消耗させる。

フサフサな奴がまだ寝てる頃、
「若はげ」は早起きをして、
朝から大作業に取り掛かっている。
何たる不公平www
このような涙ぐましい努力を経て
超大作が完成する!!

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超大作が完成すると、
セットがくずれないよう、即座に
ハードスプレーで固定する。
一本一本の髪の毛は脆弱だが、
複雑に絡まりあった(散らした)前髪は
ハードスプレーで固めると強固になる。
この戦術のことを、三国志で有名な
連環の計(れんかんのけい)という。

ただ、スプレーで固める前に
確認をしないと、とんでもない事になる。

この瞬間、早起きして費やした2時間は
すべてパア
この時の悔しさは凄まじく、
思わず修羅の様な顔になる。

10代20代の若はげ達は
こうやって失敗を繰り返しながら、
しっかりと反省をし、日に日に
作品のクオリティを上げていく。
連日、滑稽な作品を作り続けるが、
だが これでいいッ
と、自分を奮い立たせる。
とりあえず、今回の場合、
1度ハードスプレーで固めちゃったので
もう直せないため、どうしても
やり直しとなる。

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薄毛のセットには2時間かかるため、
セットのやり直しは、
重篤な精神的ダメージを負う。

ハードスプレーを落とすには、
シャンプーからやり直す必要がある。
バイトや学校がある日で、
髪の毛のセットに制限時間がある日は
ものすごく焦る。

育毛剤も、今のシャンプーで
全て流されてしまったので、今一度
全身全霊で塗布を行う。

やり直した場合、少なくとも4時間は
洗面所を占拠しているため、
さすがに親が怒り狂う。

ついに完成。
合わせ鏡でのチェックも忘れない。

出来栄えが秀逸な日は
ご機嫌になる。
なぜなら、髪型がキマッた日は
外出が可能になるから
である。

その時
突然の強風がッ !!

ああああああッ !!!!!?

風速7~8メートルの強風の前では、
連環の計といえど、無力である。
あまつさえ(それだけでなく)、
強風で真上にめくれ上がった前髪は、
ハードスプレーで固めてあるがために、
落ちてこない
真上におっ立ったまま、キープされる。
さすが、ハードスプレー。
一気に落ち武者のような頭になるため、
楽しみにしていた外出は
ただちに中止となる。
しかしながら、バイトなどで
休むと店長に怒られる状況の場合は
前に進むしかない。(直進行軍)

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薄毛の人のシルエット(影)は
かなり独特である。
前を女性が歩いていると、
シルエットを見られただけで
容赦なく誤解される。

薄毛のセットが強風で崩れた場合、
暴漢のような
とんでもないシルエットになる。

この ご時勢、女性が悲鳴を上げれば
お前が何もしてなかったとしても、
容赦なく逮捕される。

人権無視www