大学生になると、
どんなにダサい奴でも、
大学デビューを果たし、
彼女ができる。
つまり、大学生活は
人生で1番華やかな時代となる。
ところが、
大学生の100人に1人の割合で、
20歳前後なのに、
ハゲちゃう。
こうなると、
華やかであるはずの大学生活は
一変する。
「若はげ」にとっての
キャンパスライフは
悪夢のような
公開処刑となる。
大学では自動的に
彼女ができると思っている
大学では、ほとんどの男どもに
彼女ができており、
「若はげ」である自分でも
彼女ができると、真剣に思っている。
いきがる
大学生になると、
生活の行動範囲も大きく変わり、
今まで自分をイジめてきたヤンキーどもと
完全に会わなくなる。
すると、葬りたい過去である、
中学・高校での黒歴史を隠蔽し始める。
過去の黒歴史を隠蔽し、同時に
大学では違う自分を演じ、
大学でいきがるヤツが続出する。
「若はげ」なヤツも例外ではなく、
女の子にモテたい一心で、
大学では必死にいきがるようになる。
帽子が手放せない
薄毛だとカッコがつかないため、
帽子を愛用する。
大学の講義中も帽子を取らず、
注目される。
薄毛でなめられないように、
慣れない「ヤンキー」を演じる。
この時、帽子を取らない「若はげ」は
アウトローな自分に酔いしれる。
「俺は特別な存在だ」
「みんな俺に注目している」
「俺は芸能人なんだ」
ちなみに、大学デビューは、
女の子からの評判が悪い。
薄毛がバレなかったとしても、
女の子にはモテない。
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先生によっては厳しい
いくら自由な大学生活といっても、
中には厳しい先生もいる。
講義中に帽子を取らない生徒に対し、
厳しく指導する先生もいる。
先生が怒ると授業が進まないため、
真面目に勉強している生徒から
ブーイングが起こる。
このブーイングの前では、さすがに
帽子を取らない「若はげ」も
帽子を取らなくてはならない。
ちなみに、帽子を取ると、
GAMEOVER。
だから、「帽子を取らない」を選択する。
つまり、講師に歯向かうということだ。
帽子を取らずに講師に反抗した場合、
授業が中断してしまうため、
講師も黙っちゃいない。
助手と用務員さんを呼んでくる。
助手と用務員さんによって、
力ずくで
追い出される。
ものすごくダサい。
メッキが はがれてきた所で、
周りのヤツから、徐々に
帽子の秘密に気づかれる。
秘密を指摘されると、
激しく動揺し、キョドる。
さらに、大学はにぎやかな場所であり、
「やんちゃ」なヤツがたくさんいる。
若はげが帽子をかぶって
女の子をナンパしていると、
「やんちゃなヤツ」から、標的とされる。
大学4年間という長丁場で、
薄毛を隠し通すことは困難を極め、
1年目の時点で
大学デビューの計画は水泡に帰す。
つまらないプライドを捨てれば、
大学生活を続けることは可能である。
退学すると、親に怒鳴られるため、
イキがった格好を元に戻し、おとなしく、
大学生活を続行する。
サークルの勧誘
何十人からも声をかけられ、
ウゼーくらいのサークル勧誘であるが、
勧誘するほうも、相手を選んでいる。
やっと声をかけられたかと思えば、
先輩に間違えられる。
OBに間違えられる。
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育毛サークルがある
大学によっては、
育毛部が存在することが、まれにある。
入部することは、己の薄毛を認めることになり、
男子としてのプライドが崩壊するが、
一縷(いちる)の望みを懸けて
入部する「若はげ」が多い。
もしかしたら、育毛部で髪が増えて、
大学生活で一発逆点できるかも?
恐る恐る、育毛部のドアを開けると、
見事に1年生の
「若はげ」が勢ぞろい。
若はげになると、ナメられたくないのか、
いきがった格好をする大学生が多い。
ガンを飛ばしたりしてると、
他の「若はげ」と目が合うことがある。
これが、なかなか気まずい。
このとき、お互いの生え際を見てしまうのは、
もはや職業病である。
先輩の挨拶が始まるまで、
しばし待機となる。
しかしながら、多くの「若はげ」が
集まっているにも関わらず、
コミュニケーション
能力ゼロww
そして、気まずい沈黙のあと、
やっと先輩の挨拶が始まる。
このとき、入部希望の1年生は
全員同じことを思う。
1年生が疑惑の目を向ける中、
先輩が吠える。
彼女というワードに弱い「若はげ」たち。
あくまでも
「彼女が欲しいか?」と聞かれただけで
「彼女ができる」とは言ってない。
まあ、人生楽しんだモン勝ちである。
こうして、輝かしい青春時代は、
育毛部の「薄毛の研究」に
すべて時間を費やす。
この育毛部での研究結果は、
他のページで発表しよう。
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